栄養士科コースでは、特別講義として
昨年に引き続き、
島根スサノオマジック 佐藤公威選手
にお越し頂きました。
講義の中心は、学生が一番興味を持っているシーズン別の食事について
*1年間(試合(シーズン)期・オフ期・トレーニング期)
*試合期の1週間
*試合当日
それぞれ食事の摂り方を丁寧に説明して頂きました。
-試合期の1週間の食事と試合当日の食事について-
は昨年のblogにて紹介しています☺
➡https://www.ecole-cpb.com/archives/7676
※昨年と一週間のスケジュールが少し変わったようです!
今シーズンから基本的に土・日曜日に試合、月曜日はアクティブレスト
といってAM9:00からプールの中でのトレーニングなどを行い、
火曜日がオフ日になったそうです。
今年お話頂いた一部をご紹介♪♪
★食品の選択も工夫!
例えば、試合の翌日である月曜日では、炭水化物は摂らないで野菜中心の
食事を摂っておられるそうです。特に体の疲れている時には、
生野菜ではなく、体の負担が少ない温野菜を食べるようにしておられるそうです。
また、試合前におにぎりを食べる場合は、具の中身をこんぶなどの油脂を使用して
いない具材を選ぶそうです。シーチキンマヨネーズなど油脂の多い具材は、お腹に
溜まるような違和感を感じるそうです。
★顎の骨折により1ヶ月半ミキサー食
2005年に外国人との接触により顎を骨折し、上の歯と下の歯を金具で止める治療を
行っていたそうです。その時は、全て食事をミキサーにかけて、1ヶ月半摂取していた
そうです。医師からは、11kgくらい体重が落ちると言われていたが、ミキサー食も
工夫して作り-7kgで抑えることができたそうです。
★リーダーとして大切なこと
栄養士という職業は、リーダーシップも大切になります。
そこで佐藤選手から、普段キャプテンとしてメンバーをどのように引っ張っているか
お話いただきました。
『どれだけ自分を棚に上げるか』ということをおっしゃていましたが、
『自信がなければ言えない。言葉には責任があり、言うからには自分が率先して
行動に移さないといけない。そして、それをひたむきにがんばっていれば、誰かが
見てくれていて認めてくれる』とお話されていましたので、恐らく佐藤選手は、
自分を棚には上げておられないのだと思います。
この言葉は、あと半年で社会人になる学生に響いた言葉だったと思います。
また学生がリーダーとして働く時が来た時には、
『常に自分の意見はしっかり持ち、意見を伝える時には理由がきちんと伝えられる
ことが大切!』
であるというアドバイスもいただきました。
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年間60試合をこなすとなると、筋肉量や体重が自然と減っていくそうです。
トレーニングが出来ない試合期では、できるだけ筋肉量や体重をキープ
するためには、食事が重要であるとおっしゃっていました。
また、佐藤選手の食事は、奥様が資格取得はしていないが、独自にコツコツと
勉強し食事管理されているそうです☺
そして、佐藤選手はバスケットボールが大好きで、大好きだからプロ選手に
なったとおっしゃていました。そして、40歳までバスケットボール選手で
いるのが目標だそうです。
佐藤選手のお話の中でも、プロスポーツ選手の奥様は“アスリートフードマイスター”
の資格を持っている方が多いとありましたが、
栄養士科の学生は1年次に“アスリートフードマイスター3級”取得のために勉強しました。
そこで学んだアスリートの食事についての実践編を、今回の講義で聞くことができ、
理解が深まったと学生が話をしていました。
最後に恒例の記念撮影★