今週は期末試験に向けての練習三昧です。
高井先生も書いてましたが、洋菓子はビスキュイです。
卵を卵白と卵黄に分けて別々に手で泡立て、粉を合わせる。
それを同じ太さ、同じ長さに揃えて42~45本絞る。
というのが課題です。
毎年同じことを書いてるような気がしますが、
ずっと読んでくださっている方は、初めて知ったことにして下さい。
これねぇ、読むだけやと「たったそんだけ?」と思われるでしょうが、
なかなか難しいんですよ?
まず卵の泡立て具合の見極めが重要で、粉の合わせ方も重要。
そして絞り方も当然重要・・・って全部の作業が重要やん!そうなんです!
どれかひとつの作業がうまくいかないと、決してうまく出来ません。
なので学生さん達は授業中だけでは足りないらしく、
放課後も残って練習に励みます。
そこでちょっと想像してみてください・・・。
一回のビスキュイで45本。
それを授業で2回、で90本。
放課後に一日一回で2日間練習出来るので、ここでも90本。
合計180本のビスキュイが出来上がるわけです!
それをみんな持って帰って配るわけですが、貰った方も喜ぶのは最初だけ。
あまりに多すぎるので、飽きるんですよ。作った方ももちろん飽きます。
そりゃそうですわね!ビスキュイだけで食べても味の変化がないので、
すぐですよ、飽きるんは。
もうみんなイヤっちゅうほど食べるんで、
「もうビスキュイなんか見たくも食べたくもない!」
ってほとんどの子が思うんです。
飽きるくらい作って食べたはずやのに、
卒業するとそれが懐かしく感じるらしく、
今年調理に行った子達は、
「ビスキュイ、食べたい!食べたい!食べたい!!」
と大合唱。
一人暮らしの子はそんなに食べられるわけもないし、
貰ってくれる人もいないので、処理に困るんですよね、毎年のことながら。
そんな子達からちょっと貰って、元製菓の子らにあげるとむっちゃ喜ぶんです。
あんなにアホほど作って飽き飽きしとったのにですよ?!
喉元過ぎればなんとやら・・・ってやつですね!
そんなに旨いモンでもないと思うんですがねぇ・・・。
一年間で甘いモンを食べ続けると、それが無くなったらやっぱり
甘いモンに飢えてくるんですね!
製菓の子達は一人でも多く合格できるようにガンバレ!!