先日は栄養士科オープンキャンパスにたくさんの方に
お越し頂きありがとうございました★★
オープンキャンパスの際には栄養士科のデモンストレーションとして
実験も体験して頂きましたね(^o^)♪
栄養士コースでは、調理実習だけでなく
解剖生理学実習や食品衛生学実習、生化学実習など
実験室で行う実習も多数展開しています!!
今回はその中で、「生化学実習」をご紹介します♪♪
実験テーマは、
~胃内の消化酵素(ペプシン)が働く条件を探ろう!!~
「酵素」とは体の調整役として、私たちの健康を守ってくれています★
食べ物の消化をしてくれる消化酵素もその1つ(^o^)
胃内の消化酵素(ペプシン)は主に「たんぱく質」の消化を担当しています。
きょうは試験管のなかに、消化酵素の「ペプシン」+たんぱく質として「卵白」を入れ、
次の3つのうち、どの条件で「たんぱく質の消化」が起こるのか観察してみました!
① ペプシン+卵白+塩酸
② ペプシン+卵白+蒸留水
③ ペプシン+卵白+炭酸ナトリウム
試薬の調整もとっても真剣!!
そして、恒温槽という機器に入れ
試験管をヒトの体温に近い37℃の状態にします(^o^)
恒温槽の中は、このようになっています!
実験の雰囲気はとっても和やか(^o^)♪
みんなでどのような結果になるか予想しながら
進めていきます★★
さて、結果は…
① ペプシン+卵白+塩酸 のみで消化が起こりました!
(実験の解説♪)
今回用意した試験管はすべてpH(酸性・アルカリ性)が異なります!
① ペプシン+卵白+塩酸 …酸性(pH2程度)
② ペプシン+卵白+蒸留水 …中性
③ ペプシン+卵白+炭酸ナトリウム …アルカリ性
実は、ペプシンは「酸性」のときに働く!という性質をもちます★
そのため①の試験管のみ消化反応が起こったのです!
ヒトの胃の中も、消化が起こるときは酸性になっているんです(^o^)!
「栄養学」などの座学の授業で、ペプシンの性質を勉強しますが
このように目で見て確かめると、より理解が深まりますね♪