太田先生のブログにありましたように、
毎年恒例になってきましたが、今年もまた
出雲農林高校での製菓実習に行ってきました。
毎年、先方の先生と今年は何にするかをある程度話し合います。
ただ漠然とお菓子を作るのではなく、
ちょっとしたコツみたいなものを教えられれば良いな、という思いから
どんなものを作るかを決めていきます。
昨年はタルトでしたね。
これもタルト生地は適当に作ろうと思えばなんとでもなりますが、
それをより美味しくするにはどうすれば良いか等を
教えてやってほしいということで、決まりました。
さて今年は・・・。
私の子供の頃って、ケーキ屋さんには今ほどカラフルなケーキは
ほとんど無く、冷蔵設備ももっとお粗末やったんですね。
なので生クリームなんて当然あるわけもなく・・・。
そこで主流なのがバタークリームになるわけです。
美味しくないんですよ、その頃のバタークリームって!
何が悪いのか分かりませんが、今になって考えると
バターがバターでなくマーガリンやったんちゃうか?とか、
作り方がおかしいんちゃうか?とか
根本的に配合が悪かったんちゃうん?
等々、今となっては想像するしかありません。
なので、出雲農林の先生もバタークリームにあまり
良いイメージは持ってはりませんでした。
分かります!私もそうでした!
そんな昔の悪いイメージを払拭してほしい、
今のバタークリームは美味しいんですよ!
というのをまず先生に知ってほしかったのと、
ここに入ってくる多くの生徒がそうであるように、
若い子のほとんどがバタークリームなるものを
味わったことが無いばかりか、その存在すらも知らんので
そういう子らに美味しいバタークリームを
食べてもらおやないか!ということで、
「バタークリームを使った何か」というとこまでは決めました。
この学校の実習で、「バタークリームを使った何か」を作るとすると、
かなり時間のかかるお菓子になってしまうことが多いです。
それを一日(しかもここよりもちょっと短い)で作るとなると、
かなり厳しいなと。
そこで考えたのが、「フレジェ風ロールケーキ」でした。
実習でフレジェを作るのは時間がかかるので、
もうみんなある程度のことは出来るようになってからです。
それをロールケーキにするとかなり時間短縮になるだろうと。
私の頭の中では一日でいけると思ってましたが、
それでもやっぱりやってみないと分かりませんが~?(なぜかここだけ出雲弁)
結果は太田先生も書いた通り、みんなちゃんと出来ましたよ!
(まぁちょっと巻くのに四苦八苦してましたが・・・)
生徒さんは、はしっこ食べて満足そうにしてましたが、
肝心の先生方の感想は聞けませんでした!
気に入ってもらえると良いんですけどねぇ・・・。