栄養士学科では、解剖生理学が通年をとおして開講されます。
教科書は、入門人体解剖学(南江堂)を使用しています。
絵がきれいで、詳しくて、この教科書はいいなと個人的に気に入っています。
さて、先週の内容は「脈管系」でした。
具体的に考えてみましょう。
1回の心拍で、心臓からは70mlが拍出されます。
私たちの脈拍数は1分間あたり70回前後なので・・・
(みなさん、手首を指3本で押さえて、1分間の脈拍を測定してみて下さい。)
70ml×70回/分=4900ml/分
つまり、1分間あたり約5ℓの血液が心臓から全身へ向かって拍出されています。
ところで、私たちの全血液は体重の7%程度と言われています。
60kgの人であれば、60kg×0.07=4.2ℓ
ということは・・・全身の血液は、平均すると約1分弱で
全身を回って心臓に戻っていることになりますね。
人体のしくみのダイナミックさを感じずにはいられません!!