栄養士科1年生を対象に

松江市が実施している

認知症サポーター養成講座を開催しました。

認知症サポーターは、

何か特別なことをする人ではなく、認知症に対して偏見を持たず、

認知症患者やその家族に対して温かい目で見守る「応援者」として、

自分のできる範囲で活動することが期待されている存在です。

 

高齢化が進む中、認知症患者数は、65歳以上の約5人に1人に達することが予測されており、

未来を担う学生達が認知症を正しく理解することで、認知症の方やその家族が安心して暮らせる

地域づくりに貢献できるようにと、講座の開催にいたりました。

 

講師の先生は、保健指導を実施しておられる

株式会社すせり 岡田静 氏 にお越しいただきました。

講座では、認知症の病態や、症状、認知症の人への対応の仕方など、

詳しく解説していただきました。

学生からの質問では、

・認知症が進み、食事が偏ってしまう場合にはどのように対応したら良いのか?

・認知症の家族を受診させるタイミングやその判断方法

・車の運転免許を返納するための説得はなかなか難しいと思うが、どのように説得したらよいか

など、様々な質問にもお答えいただき、とても有意義な時間となりました。

 

そして、講座終了後には

認知症サポーターの認定カードをいただきました(*^_^*)

自分の家族がもし認知症になったら・・・と思いながら、講義を受けた学生も多かったのではないでしょうか。

 

認知症の発症には食・栄養が大きく関わっていることが明らかになってきているそうです。

将来的に、食事面からも認知症をサポートできる存在になってくれたらと思います。