先日家の近所に柿取りに行ってきました。
そこは売り物にするわけではないので、好き勝手になってる柿を
好き勝手に取るというものですので、かなり高い場所に出来ている柿も
大きい脚立で取りました。
自宅用なので結構キズがあったりしますが、どうせ皮をむいて食べるんやし全然問題なく
美味しくいただきました。
さて皆さん、ここでいう柿の美味しいって人それぞれ違うと思いますが、
皆さんは柿のどんな状態が美味しいと思われますか?
1.じゅくじゅくに熟れまくったジューシーな柿
2.そこそこ柔らかくなった柿
3.まだ適度な硬さの残っている、でも甘い柿
4.タンニンたっぷりの渋~い柿
私は1も2もまあ好きなんですが、3が結構好きですね~。
4って普通そのまま食べる人はおらんと思いますが、これを書いていて思い出しました。
ホテル時代のまだ若き日に、先輩に「高岡、この柿美味いから食ってみ」と言われ、
人を疑う事を知らないその頃の純真な私は先輩に言われるままそれを口へ。
いやほんまに美味そうやったんですよ、すっごい綺麗なオレンジ色で!
それを噛んだ一瞬は甘いんですよ、一瞬は。
その次の瞬間、一気に口の中が渋みで満たされ、
あまりの渋さにすぐ吐き出しましたね。
でもすぐに吐き出したからといっても口の中は強烈な渋味がしばらくは残るんですよね。
恐るべし渋柿。それからです、私が人を疑うようになったのは(笑)。
「おいしい話には必ず裏がある」と。
もちろんその後私の後輩にも同じ事をしたのは言うまでもありませんね。
あ~、あの頃の純情な気持ちはどこへ行ってしまったんだろう・・・。
などとアホな思い出話を書きましたが、果物の好みの硬さってそれを初めて食べたときの
状態が大きく関わっていると思うんですよね。
私でいうと”キウイ”ですね。
幼少期に初めて食べたキウイはわりと歯応えがあって酸味もあったんですよ。
それがすごく美味しいと思ったので、私が美味しいと思えるキウイは
硬くて酸味のあるものなんですよね、もう何十年も変わらずです。
熟れて柔らかくなったものは食べられませんし、食べたくもないですね。
果物ってそのまま食べるのに人それぞれの好みがあるんで、
人様にどんな状態のものを提供するかって難しいですよね。