6月25日に当校実習室にて中国料理の特別講義を行いました!

当校の調理コースでは、毎年有名な料理人の方々に特別講師としてお越しいただいています。

 

今回お越し頂いたのは、「中華料理の鉄人」としても知られている

 陳建一先生!

 

陳建一先生は中国料理四大系統のうち四川料理の第一人者で現在四川飯店グループ会長として、

全国に17店舗以上を展開し、四川料理の普及や後進の育成に努めていらっしゃいます。

 

2008年には「現代の名工」を受賞され、現在公益社団法人日本中国料理協会会長に

就任しておられます。

 

講演やイベント、料理番組に出演されるなどテレビ及び雑誌でも

大活躍されている陳先生にお忙しい中当校にお越しいただくということで

今回の特別講義を楽しみにしていました♪

 

 

軽快なトークとともに

今回3品の料理をデモンストレーションしていただきました!

 

まず一品目は「香辣鶏丁」(鶏もも肉の香辣醤炒め)です

鶏もも肉とアスパラ、ヤングコーンを香辣醤などの調味料で炒めた料理です。

 

普段の調理実習では、調味料が大さじ何杯、何カップなどレシピに基づいて作りますが、

プロになると分量ではなく、手で肉を触った感触や見た目で判断し、

調理することをお話してくださいました。

 

続いて2品目は

砂鍋泡辣群翅(土鍋入りフカヒレの辛子煮込み)です。

高級食材「フカヒレ」を使った煮込み料理で

塩漬けをした豚バラ肉や冬瓜、餅を入れて煮込みます。

デモンストレーションの間には学生の目の前で

分かりやすく食材の説明をしていただける場面も!

 

そして重要なとろみをつける作業では、実際に体験もさせていただきました

水溶き片栗粉でとろみをつける際は、混ぜる時が特に重要!

混ぜすぎると舌触りが悪くなるため、優しくお玉を押すイメージで

混ぜすぎないことが上手に仕上がるコツだと教えていただきました。

 

 

そして最後の3品目は・・・

陳麻婆豆腐(陳式マーボー豆腐)です!

デモンストレーションの前に

陳先生のテーマソング「炎の麻婆豆腐」をみんなで歌いました♪

タオルをふって大盛り上がりです(^o^)♪

 

陳麻婆豆腐はこだわりの食材、調味料を使用します。

豆腐は木綿豆腐ですが絹豆腐に近いものを使用し「一度茹でること」がポイントだと教えていただきました!

 

塩を入れて一度茹でておくと、豆腐から水分が出ることや崩れることを防ぎます。

 

ここでもとろみをつけるときは優しく押すようにお玉を動かして

舌触りよく仕上げます。

 

最後に熱々に熱した油をかけて完成です

山椒がきいていて香りがよく、ピリ辛で風味のある

とっても美味しい陳麻婆豆腐を調理していただきました!

学生約80名も全員試食させていただきました♪

美味しさに自然と笑顔になります(^▽^)

 

 

講義の最後には学生の質問にも丁寧にお答えいただきました!

その中で、料理人を目指すうえで知識や技術はもちろん必要ですが、

「どんな気持ちで作るか」が大切ということをお話してくださいました。

 

イヤイヤ作るのではなく、楽しく作るように心がけておられ、

今回の特別講義も大変楽しく、たくさん勉強させていただいた講義でした(^_^)!

陳建一先生ありがとうございました。

 

学生たちの今後の学校生活、就職に生かしてほしいなと思います。