栄養士科2年生では、薬膳についての講義を始めております。
先日の薬膳粥・薬膳茶に引き続き、季節の薬膳についての実習を行いました。
薬膳については、前回のブログをお読み下さい。(https://www.ecole-cpb.com/archives/9688)
今回は出雲にあります、料亭ひがしやのご主人であり、薬膳に精通しておられる小林敏行先生をお招きして、
秋・冬の薬膳を2週に渡って実習しました(^^)
まず、季節の薬膳とは??って方も多いと思います(-_-;)
皆さんにも経験があると思いますが、日本には四季(+梅雨)がある中で、それぞれのシーズンで何かしら体調が悪くなることありますよね??
◆春なら、春の陽気で体がほてって風邪引いたり、
◆梅雨はジメジメで食欲低下…、
◆夏は熱にやられてダウン… など
中医学では、これらは季節によって存在する5つの悪(五悪)が外邪となって体に影響し、体調が崩れると考えられています。
そのため季節の薬膳は、五悪による影響を防ぐ食材を摂取することで、季節の変化から身を守ることを目的としています!!
なんか難しそうですが、案外簡単なんです!
ポイントは地産地消(身土不二)。
ベースにあるのは『地元の食材を旬な時期に食べればOK』っという感じです(^o^)
前置きが長くなりましたが、
まずは秋の薬膳。秋は乾燥から身を守ることが大切になっています。
こちらは小林先生に献立を提供していただきました。
できるだけ食材の効能を活かすため、そのまま摂取できるジュースや、煮出して摂取する煮物やお粥が中心となります。
無花果や梨、鮭など、季節の食材がたくさん入った素敵な献立でした(^^)
続いて冬の薬膳。
こちらは学生が考えた薬膳献立から小林先生を抜粋していただき、実習を行っていただきました。
冬は寒さでやられてしまいますよね…(-_-;)
学生はまだ勉強したてながらも、冬に旬を迎える食材を使って体が温まる献立を考案してくれました。
完成もなかなかのもの!
今回の授業はあくまでも薬膳入門編でですが、
授業で触れたことで、薬膳に興味をもってくれる学生がいれば幸いです。