製菓衛生師科では毎年かなり早い時期から学園祭のメニューを考え始めます。
学園祭だけは一年学んだ事の集大成として、自分達の作りたいものを作ってみる。
それを美味しくなるまで改良を重ねて、最終的にお客様に提供する。
美味しいというのが大前提なので、そこに辿りつくまでがなかなか大変なんですよ。
なので早めに試作を始めないと間に合わないんです。
中には即ボツになるものもありますが、改良の余地があると思えるものは
どんどん変えていきますので、試作期間中は何回も何回も作り直させます。
当然作ったものは全部試食していきますので、毎日がとても楽しいんです。
・・・・羨ましいと思うでしょ?楽しい?んなわけあらへん!
はっきり言って苦行ですわ!どんだけ食わされるか!
次から次へと出来上がったものがどんどん持ってこられるんです!
こんな生活してたらそら腹も出てくるわな・・・と悲観せずにはおれません(泣)
若い子は私の苦行とは違い、嬉々として腹に収めていってます。
いや、ホンマあほみたいに食べますね!見てるだけで気持ち悪ぅなりますわ!
そんな苦しみに耐えながら、出来上がった商品を紹介していきます!
まずはカフェメニューから!(名前がまだ決まってないのもありますので簡単に)
①ピスタチオのムース
濃厚なピスタチオのムースに酸味のあるフランボワーズを合わせました。
ムースと書いてますが、ねっとりとした口当たりですので、
ピスタチオ好きを唸らせること間違い無し!です。
②赤いベリーのムース
グロゼイユとフランボワーズを合わせたムースとジュレに甘いババロアを
組み合わせ、酸味の中にほのかに甘みを感じるように仕上げました。
ベリー好きはもちろんさっぱりしたケーキを好まれる方に。
③レモンのタルト
フランスでは一般的なタルト。レモン味のカスタードクリームをタルト生地に入れ、
上にはメレンゲを塗り、焼き色を付けて仕上げます。
甘酸っぱいレモンとプリッとしたメレンゲとの組み合わせは病みつきになる
美味しさ。なるほど定番になるお菓子と納得していただけます。
④チョコレートケーキ
チョコレート好きにはたまらない、チョコを堪能できるケーキです。
ただ単に濃厚なだけではなく、隠し味に少し酸味を加えてます。
見た目とは裏腹に食べやすさに驚く一品です。
⑤抹茶のロールケーキ
ふんわりしっとりのロール生地に抹茶クリームと栗の甘露煮、
アクセントに黒糖の風味をプラス。
洋菓子の中に「和」を感じられる一品に仕上がりました。
そして最後の一品は多くの方がお待ちかね!でもなかなか出なかったあのケーキ!!
⑥フレジエ
今更説明は不要かと思いますが、ご存じない方のために。
フランスで苺のケーキといえばこれ!
カスタードクリームとバタークリームを合わせたクレームムスリーヌ、
これに苺を合わせたケーキ。何それ甘そう!と思うなかれ。
一口食べれば衝撃!フランス人の味覚に脱帽!の美味しさ!
論より証拠、是非一度ご賞味下さい。
以上六品が今年度のカフェメニューです。
全品これまた衝撃の100円!コーヒー・紅茶も100円ですので、
合わせてご注文下さい。
毎年たくさんの方にお越しいただいております。
長時間お待ちいただくこともあるかと思いますが、
並んででも食べる価値はあると思いますので、
皆様のご来店をお待ちしております!
次回は「販売編」をUP予定です!ご期待下さい!!