入学式から数えてようやく3週目が終わりました。

学生さんは慣れない環境で、決まりごとばっかり延々と聞かされて、

さぞやつらい日々やったでしょうね?

 

製菓衛生師科では2週目から徐々にお菓子もパンも作り始めてます。

最初は混ぜるだけの簡単なものから・・・いやそんなことないな、

いきなり菓子もパンも結構難しいことさせてますわ(^^;)

多くの子らが”人生初”のパンの手捏ねであったり、

生ショートケーキ作りだったことでしょう。

最初からそんなん無理なんは分かってるんです。

この全然出来へんかったことが、3学期にもなると出来るようになるんですよ。

その進歩を実感してもらうために、あえて最初は難しいことをしてもらいます。

 

2週目からは普通に簡単なものを作っていきます。

この週はホンマに混ぜるだけやったりするんで、

ある意味拍子抜けするかもしれませんね?

「こんなに簡単なんやったら一年間楽勝やわ!」

なんて思う子もいたかもしれへんなぁ。

ところがどっこいそんな簡単なんがずっと続くわけないやん?!

これからどんどん難しくなるし、作業は増えるしで大変なんやでぇ?!

 

みんなも大変やけど、私も1学期は結構大変なんです。

材料、道具、作業のどれを取っても初めてのことばっかりなので、

全てのことに細かく教えていかんとアカンのです。

前もってあれやこれやと言わなあかんことは予習してるんですが、

それでもやっぱり抜けてたりするんですね(^^;)

あとで学生さんに聞かれてとか、学生さんの作業中に気付いて後から

追加で言い足したりとかでなんとか凌いでます。

これが2学期くらいになると途端に楽になるんですよ。

細かい事言わんでもみんなてきぱき動いてくれるようになるんで。

 

次は月・火と学校に来ればホッと一息つけるGWですね!

在校生の皆さん!もうちょっと頑張りましょう!!

 

 

ここで一旦公開すれば良いんでしょうが、まだ続けます。

もう少々お付き合い下さい。

 

今年製菓衛生師科を卒業して調理師科に入った子が多数。

昨年一年間、ずっと甘いモノとパンに不自由せん生活を送っていた彼らが、

今、特に甘いモノに飢えてきております。毎日のように、いや毎日ですね

「先生~何か甘いモン食べさせて~。」とか、いきなり

「何か無いの~?」

「今日の実習で作ったヤツ食べさせて~!」(気持ちは多分、「食べさせろ~!」)

等々・・・(^^;)

さながら子沢山のお父さんになった気分です。

「そんなに毎日まいにちあるわけ無いやろ!!」って

たいがいは追い返すんですが、甘いモンに飢える気持ちも痛いほど

分かるんですよね~!

まぁこんなしょっちゅう来るのも最初だけで、

実習でいろいろ料理を作り出すとそれでお腹一杯になって

甘いモン食べる余裕がなくなるんですよね。

(そうなるのを待ってる私も居ますが・・・^^;)

そうして一人、また一人と私に見向きもせんようになるんです・・。(涙)