栄養士科2年生で嚥下に関する特別講義を行いました!

栄養補助食品やとろみ剤などを開発・販売されている食品メーカーの

ニュートリー株式会社様より、「褥瘡」「嚥下」についてお話を頂きました♪

今年度は感染症対策のため、オンラインでの開催です(^_^)/

 

栄養士科2年生は、先日「栄養学実習」の介護食の授業で

ニュートリーの製品のとろみ剤「ソフティアS」を使用したばかり。

また先日、卒業研究でも嚥下食開発に取り組んだチームもありました♪

(→嚥下食メニューコンテスト★審査員特別賞受賞!)

今回はさらに嚥下やとろみの知識を深めることができました!

 

講義内容を少しだけご紹介♪

〇「褥瘡」(床ずれ)とは?

寝たきりによる皮膚の圧迫によって血流が悪化することで

皮膚の壊死が起こり、痛みや出血を引き起こします(>_<)

褥瘡のできやすい人には栄養不足の傾向がみられるといいます。

褥瘡の治療のためには、「エネルギー」は健常人の1.5倍、

「ビタミン」や、「亜鉛・鉄」などのミネラルは2~5倍も必要なんだそうです!

 

ただし、たくさんの栄養素を摂取することはなかなか大変ですよね。

そんなときに、栄養補助食品などを上手く利用することも大切だと

教えて頂きました(^o^)★★

 

〇とろみの実験

ニュートリーの商品である「ソフティアS」(とろみ材)を用いて、

とろみの実験も行いました!!

高齢になると、嚥下(食べ物の飲み込み)が上手くいかず、

誤嚥を引き起こしてしまうことがあります。

そんなときに食べ物や飲み物に「とろみ」を付け、

喉をゆっくり通過できるようにすると、飲み込みやすくなります。

今回の実験では、とろみを付けた4種類のお茶の試飲をしてみました★

 

違いはどうだったかな?

④「濃すぎるとろみ」は傾けてもこぼれない、硬いゼリー状になっていて、

非常に飲み込みにくいことが分かりました!

①「薄いとろみ」、②「中間のとろみ」、③「濃いとろみ」は

実際に嚥下障害のある方に適応されるとろみで、

適度な速さで喉を通過し、飲み込みやすかったようです。

 

さらに今回はサイダーにもとろみをつけて飲んでみました!

サイダーにとろみを付けるのはちょっと意外でしたが、

美味しく、学生にも好評でした♪

そのほか、お酒などにもとろみ付けが可能だそうです(*^^*)

 

今回は「とろみ」に関して詳しくご講義頂きましたが、

次回は、嚥下調整食についてお話して頂く予定です。

次回も楽しみですね★